「ファッション雑誌はダサい」!?若者が雑誌を読まないワケ

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若者の雑誌離れが叫ばれているのは、既にご存じの通り。それどころか「ファッション雑誌を買うのはダサい」という考え方まで広がりを見せているのです。

本来はお洒落を学ぶためにあるツールが、なぜそのように捉えられるようになってしまったのでしょうか。今回は、その理由を探ってみたいと思います。

個性がなくなってしまう

 「雑誌って系統は一応あるものの、全部自分の好みの服が載っているわけじゃないんですよ。でも、モデルさんが着ているとタイプの服じゃなくても良く見えてきたりして、自分の好みが分からなくなってくるんです。そうすると、どんどん無個性になっていって、“お洒落”じゃなくなるんです」(24歳/IT)

個性を尊重されて育った現在の若者たち。無難だったり、いわゆる「量産型」な服装は、没個性とみなされ、「この人お洒落じゃないな」と認定されてしまいがちです。

雑誌の提案に囚われない、自分らしいファッションで「お洒落さん」に見られたい、という欲求がうかがえるのではないでしょうか。

instagramの方がかっこいい

 「instagramとか、ネットで見られる一般人のコーデの方がよっぽどお洒落だったりするんです。タダだし。スマホの中にスナップ集をつくって眺めていた方が参考になるので雑誌は買わないですね」(21歳/大学生)

自分の好みにピッタリはまるファッションアイコンを見つけることができるのは、圧倒的にネットの方が有利です。特にお洒落な人なら使ってない人はいない、と言っても過言ではないinstagramはファッション情報の宝庫。

また、ハイブランドの商品が多い雑誌とは違い、庶民が気軽にゲットできる価格の洋服で、バッチリお洒落にキメている人も多いので、参考にしやすいというメリットも。

それに、1か月に1度しか出版されない雑誌とは違い、ネットは常に更新されるため、最新情報をゲットしやすいのもウケる秘訣でしょう。

ここまでネット文化が発達してしまえば、紙媒体の雑誌が太刀打ちできないのも仕方がないのかもしれません。

必死感がダサい

 「わざわざ500円くらいする雑誌を買ってまで流行を追おうとする姿勢が必死でダサく映ります。読モとか好きなのもミーハーっぽいし。それに雑誌に載っているような気取ったコーデよりも、さらっとした“抜け感”のある着こなしの方がウケるような気がします」(23歳/保育士)

ネット文化が発達し、様々な人のあらゆる意見を、気軽に知られるようになった昨今。そのため過度に客観的な、ドライ人間が増加傾向にあります。そんな時代だからこそ、雑誌を買ってまでお洒落を学ぼうという“真面目”な態度は、野暮ったいと思われてしまうのかも。

また、ファッションは時代を反映する鏡。「自然体」「抜け感」「ノームコア」などのシンプル系がウケていることも、なんだか奥深い意味があるような気がします。

とはいえ、ファッション雑誌には、スタイリストや編集者、デザイナーからモデルまで、あらゆる専門家が集まって作った「温かみ」があるのも事実。いくら読まないと言っても、このままなくなってしまっては悲しいのではないでしょうか。

この状況を打破し、雑誌業界が新しい段階をが迎えられることを願ってやみません。

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