「仕事は家庭より優先」という風潮が息苦しい…何とかならないの?

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女性の社会進出が叫ばれるようになって久しく経ちますが、未だに女性にとって、働きやすい環境が整備されているとは言い難い現実があります。

ゆとり世代も、そろそろ結婚適齢期にさしかかり、「家庭と仕事の両立」で悩む女性が増えてきました。彼女たちの話に耳を傾けていると、「結婚したら仕事をセーブしたい」と仕事よりも家庭を大切にする声が多く聞かれます。

仕事は続けたいけど、家庭も大切にしたい

中堅の出版会社に勤務しているHさん(25歳)は、現在社会人3年目。仕事にやりがいは出てきたものの、将来のキャリアプランが描けずに悩んでいたそう。そんなとき、交際して1年になる彼氏からプロポーズをされ、数か月前に同棲を開始。それをきっかけに「働き方」に対して心境の変化があったと話しています。

「平日はお互いに夜遅くまで仕事をしているので、家に帰るのが大体23時を過ぎます。さすがに自炊をする元気はないので、近所のスーパーでお弁当を買ったり、外食したり……。せっかく同棲を始めたばかりなのに、食生活が味気なくて申し訳ない気持ちになります。

学生の頃は、結婚してもバリバリ働きたいと思っていましたが、実際に彼と同棲を始めて、仕事と家事の両立に直面してみると、結婚後はもう少し家のこともしっかりやって、彼を支えたいなぁ……と思うんです」

「家庭を大切にしたい」という希望に対して、Hさんの職場は、制度こそ整っているものの、産休&育休を取得する女性社員はゼロ。女性は結婚や出産を機に、全員辞めてしまうといいます。

女性の働き方は、結婚や出産のライフステージによって変化するもの。しかし、Hさんのように男性中心の職場では、ロールモデルとなるワーキングマザーも不在。女性特有の働き方の悩みを相談する相手もいません。

「夫は外、妻は家庭」を支持するゆとり世代

近年、「仕事と私生活のバランスのとれた働き方を目指そう」という意味で、ワーク・ライフ・バランスが注目を集めています。内閣府の調査によれば、「夫は外、妻は家庭」に賛成する若者が増えているそうです。

別の調査では、「残業したくない」「会社の飲み会も参加したくない」など、仕事よりプライベートを重視する傾向がみられ、若者の仕事に対する価値観は変化していることが分かります。

女性の社会進出が進んでいるのは感じますが、肝心の働く女子たちは必ずしも「仕事が第一!バリバリ働いてキャリアを積みたい」と思っているわけではないようです。「女性も働くべき」という社会の動きの中で、「やっぱり結婚後は、仕事をセーブしたい」と言い出しにくい風潮が、働くゆとり女子たち悩ませているようです。

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