「育休取りたい」男子が増加中!社会の意識改革のため若者ができることって?

Happy Attractive Young  Family watching the tablet

男子大学生を対象にした、とある調査によれば、文系男子学生の44.1%が「育児休暇を取って積極的に子育てしたい」と回答しています。

「育児休暇」を取るのは女性だけではない!という考え方が世間に広まりつつある昨今ですが、まだまだ取得するのはほとんど女性。

しかし、最近は、若い男性を中心に「子育て参加」に前向きな考えを持つ人が増えているようです。

仕事も大切だけど、できるだけ育児に関わりたい

同調査によると、「もし子供ができたら、育児休暇を利用して積極的に子育てしたい」と答えたのは、文系男子44.1%・文系女子67.8%・理系女子73.5%。文系男子は前年比で5ポイント増えています。

その理由を聞くと、文理男女ともに「子供が小さいうちはできるだけそばにいてあげたいから」(全体49.5%)が最多。

文系男子の意見として2番目に多かったのは、「男性であっても育児休暇を取るのは当然の権利だと思うから」(23.9%)、女子は文理とも「育児期間中は育児に専念したいから」(文系26.6%・理系24.5%)となっています。

職場でのイクメンは、まだまだ肩身が狭い?

男性の子育てへの参加や、男性の育児休業取得の促進などを目的とした「イクメンプロジェクト」をご存じでしょうか。2010年より厚生労働省が始動させたプロジェクトで、最近では国をあげて「男性の育児参加」を積極的に支援しているということが分かります。

政府のこうした働きもあり、子育てをする世代の男性たちの意識は少しずつ変化しているようです。しかし、職場の意識改革にはまだ及んでいないよう。

2015年の女性の育休取得率は、81.5%であるのに対し、男性の取得率は、わずか2.65%。年々微増しているものの、まだまだその差は大きいといえそうです。

政府は2020年までに「男性の育休取得率を13%にする」としていますが、その目標を大きく下回る結果となっています。残念ながら、父親が仕事をしながらも育児に主体的に関わる環境は、まだ整っていないようですね。

男性が育休を取ると効率的な働き方が実現する

そんな中、2014年4月、日本生命保険が「男性職員の育児休業100%取得」の取り組みを達成したと発表しました。

同社は、2013年度より、「男性が育児休暇を取ることで女性が働きやすい環境を整えること」を目的に、満1才6カ月未満の子どもがいる男性職員を対象に一週間程度の休暇取得を推進。前年度までの男性の取得者は、年間10人未満だったのが、同年度末に取得率100%を達成したそうです。

100%ということは、子供のいるすべての男性社員が育児休暇を取ったということ。男性だけでなく、女性でも育児休暇を取ることで肩身が狭い思いをすることもある日本の社会ですので、これはかなり先進的と言えるのではないでしょうか。

さらに同社はこれらの取り組みにより「男性が育児休業を取ることで、効率の良い働き方を意識するようになる」と指摘しています。

育児休業取得による効用

●本人
―育児参加の喜びや意味合いを見出し、仕事と家庭をどちらも大切にしていきたいと考え効率的な働き方を意識するようになった。
―妻の大変さがわかり、家族と過ごす時間を意識的に増やし、絆が深まった。
―育児を担う妻の視点を持つことで、仕事における発想が広がった。

●職場
―育休取得にあたり、業務を「見える化」し共有することで、早帰りや急な休みにも対応できる体制ができた。
―育休取得職員が不在時に、部下に仕事を任せたことで、部下のスキルとモチベーションアップにつながった。
―職場全体のコミュニケーションが活性化した。

日本生命保険「男性の育児休業100%取得を達成いたしました」

日本生命保険だけでなく、男性の育児休業取得率が高い企業は保険会社が多いのだとか。将来、自分も育児休暇を取りたい!と考えている男子学生は保険会社へ就職をするのもいいかもしれませんね。

また、「夫に育児休暇を取ってもらい、子育ての大変さを知ってもらいたい」と考えている女子学生は、保険会社勤務の彼を探してみては?

育休を社会に浸透させるには?

top view of Happy  Young  Family lying on the grass

これから先、共働きが増え、女性への家事や育児の負担はますます大きくなると予想されます。

しかし、「男は仕事を優先すべき」「育児は女性がするもの」という上の世代の意識を変えていかなければ、私たちが望む「家庭と仕事の両立」はなかなか実現が難しいかもしれません。

そんな上の世代の意識を変えるには、私たち若者世代が毅然とした態度で「育休申請」をするべきなのではないでしょうか。

男性だとしても、育児休暇を取りたいと胸を張って言える若者が増えれば、会社も社会も育児休暇に対する考え方が少しずつ変わってくるはず。会社や上司の言う事をきちんと聞くことも大切ですが、新しい風を吹かすのはいつの時代も若者の役目なのです。

社会人になったとしてもアウトローになることを恐れず、自分の意思を貫いていきたいものですね。

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