ゆとり世代が哲学する「許すってなんだろう」

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ケンカ、裏切り、すれ違い。誰かとの関係にひびが入ってしまう原因はたくさんあります。しかし、ケンカするほど仲がいいという言葉もあるとおり、すれ違いを乗り越えた関係は以前よりも強い絆で結ばれることもあります。そんな時に必要なのは相手を「許す」ことではないでしょうか?

空気を読んでみんなで仲良くすることが特徴のゆとり世代。今回のテーマは「許し」。ゆとり世代を通して「許す」と言うことについて考えてみたいと思います。

仲のいいゆとり世代

皆さんはケンカをした時にどうやって仲直りをするでしょうか?それが大切な人であればあるほど心が痛みますが、仲がいいほど気恥ずかしさのようなものもあるのでなかなか謝れないものかもしれません。

自分から謝ったり、相手が謝りやすい雰囲気を作ったり、時間に身を委ねたり、仲直りする方法は色々あります。

都内の大学に通うFさんは、自身の友達づきあいについて語ってくれました。

「私はあんまり友達とケンカとかしないですね。ちょっと嫌だなーとかむかつくことがあっても、流しちゃうことが多いですね。ケンカとかすると、その場が気まずくなっちゃうし、その子とも話しづらくなっちゃうし。

本当に嫌な人だなって思ったら、会わなければいい話じゃないですか。だから基本的にケンカとかはしないですね。むすっとすることはありますけど」(Fさん)

ケンカをすると場の雰囲気はたしかに悪くなります。流してしまえるというのは、ある意味で大人な対応なのかもしれません。

許すってなんだろう

あまりケンカをせずに、波風立たないようにしているKさんですが、友達とケンカしたこともあったそうです。

「それでもケンカしたことがないわけじゃないんです。本当に些細なことですけど。いつだったか仲良しの友達4人くらいでご飯食べているときに、1人だけ機嫌が悪い子がいて、口調がすごくきつかったんですよ。それはよくないんじゃないの?って注意したらその子もムキになってケンカになっちゃったって感じです」(Kさん)

その時、どのようにして、仲直りしたのでしょうか?

「その時は、他の2人が仲裁してくれて、お互いが謝るっていう形で場が収まったんですよ。だから、そんなに尾を引くわけでもなかったんです。ただ、その子は機嫌が悪いと口調が荒くなるんだなっていうことがわかったんです。

今まではそんなところを見たことなかったんですけど。口調が荒くならなければいい子だし、一緒にいて楽しいから今も仲良くしてます。また機嫌が悪くなったら、またケンカするかもしれないですけどね」

人には色々な側面があります。機嫌がいいとき、悪いとき。友達といるとき、家族といるとき、会社にいるとき。それぞれで見せる面が違います。時には受け入れることができないこともあります。

許すとは相手を全面的に受け入れることではなく、受け入れられないところがありながらも、受け入れることのできるところと関係を築き続けることではないでしょうか?

Kさんも機嫌が悪い時の友人を受け入れることはできなくても、普段のその子とは仲良くできる。だから、ケンカしてもまた仲良くすることができる。

ケンカするほど仲がいいのは、ケンカが自分と相手がお互いに心地よく付き合っていける部分を明らかにしてくれるからでしょう。

アメリカの詩人名言 ロバートフロストは「人付き合いがうまいというのは、人を許せるということだ」といっています。人づきあいに許すことは付き物です。何か嫌なことがあっても、好きな所を見つけて、許しあっていきたいですね。

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