「安定と自由、どちらが大切なのか」~ゆとり世代の本音に迫る~

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ゆとり世代といえば、「消費をしない」「恋愛しない」など、良くも悪くもいろんなことを言われていますが、当の本人たちがどんなことに幸せを感じ、何を大切に生きているのかが語られる機会はあまりありません。

というわけで今回は、株式会社マーシュが実施した世代ごとの価値観に関する調査を参考にしながら、「ゆとり世代が生活をする上で大切にしていること」を見ていきたいと思います。

幸せの基準は「安定」「自由」「ゆとり」

今回の調査はメディアでもよく耳にする4世代(しらけ、バブル、氷河期、ゆとり)の女性320名を対象に実施されました。

そんななか、ゆとり世代が生活の中で大切にしていると回答した項目は以下の通り。

1位:安定(65%)
2位:自由(60%)
3位:ゆとり(58.8%)
4位:収入(56.3%)
5位:仲間、協調(40%)

未婚のゆとりは、「自由」を大切にし、既婚は「安定」と「収入」を大切にする傾向がみられました。

「安定」と「自由」。この2つはよく天秤にかけられるもので、結婚でも仕事でも、二者択一を迫られることが多いですよね。

仕事で考えると、「仕事一筋のサラリーマン」か「家族第一の専業主夫」という選択肢が考えられますが、今の若者はどちらか一方に偏りすぎることなく、ライフステージにあわせて、仕事とプライベートの調和がとれた生活を送りたいと考える傾向が強いのかもしれません。

「専門性」「主張」は低め

一方、他の世代に比べて、回答数が低くかった項目は以下の通り。

・専門性(5%)
・主張(7.5%)
・創造(10%)
・貢献(12.5%)
・分相応(15%)

ゆとり世代は、まだ半数が現役の大学生で社会経験に乏しいのが特徴です。そのことを踏まえると、「専門性や自己主張すること」「身の丈に合った暮らしをすること」の大切さが、実感として持てないのかもしれません。

価値観や考え方は、ライフステージなどによって変化するもの。私たちはどうしても「ゆとりは●●」「バブルは●●」と世代で一括りにまとめてしまいがちですが、それ以外の要因も価値観や考え方に影響を与えていることを念頭においておく必要がありそうですね。

【調査概要】
調査名:世代ごとの価値観に関する調査
対象者:一都三県、1950~2004年生まれの女性
サンプル数:320
実施期間:2015年3月12日~3月17日
調査機関:株式会社マーシュ

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