結婚後も仕事を続けよう!これからは「夫婦共働き」が最強のマネー術

仕事をしている女性は、いつかは必ず「結婚や出産を機に仕事を続けるか、辞めるか」の選択に迫るはず。そうなったとき、みなさんは、どんな働き方を希望しますか。

女性誌『JJ』の読者アンケートによれば、結婚後の働き方について、25%の女性が「寿退社で専業主婦になりたい」と回答。終身雇用制度が崩壊し、サラリーマンの年収がなかなかあがらないといわれる時代でも、まだ4人に1人の独身女性は、「専業主婦」への憧れを捨てきれていないようです。

でも、「結婚がゴール!」と思い込み、自由気ままな結婚生活ばかり夢見ていると、近い将来、痛い目に遭うかも?!ここでは、ファイナンシャルプランナー・花輪陽子さんの著書『30代で1000万円貯める!共働き夫婦のマネー術』を参考に、結婚前に知っておくべき「お金の現実」についてまとめてみました。

生涯支出は3億円超!もう、夫の収入だけではまかなえない……

マイホーム、子どもの教育費、老後資金……。幸せな結婚生活を送るには、なにかとお金がかかるものです。まずは、一生にかかるお金から、算出してみましょう。

・結婚&新生活:547万円
・子どもの養育費&教育費(2人分):3268万円
・マイホーム:5500万円
・マイカー:2800万円
・老後資金:9200万円

子どもを2人産んで、マイホームとマイカーを購入した場合にかかるお金は、約2億3000万円。さらに毎月の生活費が25万円×35年分=約1億円かかります。なんと、すべてを計算すると、生涯支出は3億円を超える結果に。

かつて大卒サラリーマンの生涯年収は、3億円超といわれていましたが、日本の景気が落ち込んでいることや、リーマンショックの影響などにより、その金額は、今後ますます低下することが予測されます。

さらに、少子高齢化が進むと、老後の生活を支える「年金」すら、受給できるのか危うい状況に。政府は、公的年金の支給開始年齢を75歳までへと引き上げるなどの検討もしており、今の20代が定年を迎える頃には、「いったいいくらもらえるのか?」といった具体的なことは誰にも予測できません。

ここまでくれば、結婚したら専業主婦として悠悠自適な生活を送りたい……というのが、いかに現実離れをしているかがお分かりいただけるはず。

専業主婦家庭は、3億円も損をする?!

料理をつくる女性

加えて、FPの花輪さんによれば、結婚後に専業主婦になった場合、共働きの家庭と比べて、生涯賃金は2億以上の差が出るのだそう。

▽「大卒女性が仕事を中断することなく、38年間働き続けた場合の生涯賃金は退職金込みで約2億7700万円というデータがあります。育児休業を2年間取得し、36年働く場合は約2000万円の逸失額があり、生涯賃金は約2億5700万円になります。

出産後退職し、8年間のブランクを経て再就職する場合は正社員として復帰するか、パートとして復帰するかで大きく生涯賃金が変わってきます。正社員として復帰する場合の生涯賃金は約1億7000万円、パートとして復帰する場合の生涯賃金は約4900万円。結婚後は専業主婦という場合の生涯賃金は約2200万円になります」(花輪さん)

専業主婦家庭の場合、老後にもらえる年金額も25年間で3000万円ほど少なくなるため、専業主婦家庭と共働き家庭では、約3億円もの差が出るのだそうです。

さらに、出産や育児で一度会社を離れてしまうと、子育てがひと段落してからいざ再就職をしようとしたときに、正社員で受け入れてくれる会社は少なく、結局「103万円」の壁を越えずに、パートで働くという女性も少なくありません。そうした場合も、上手に家計をやりくりしないと、ゆとりのある生活を送るのは厳しそうですね。

結婚後も「仕事を続ける」をスタンダードに

これらの内容からも分かるように、今の時代は共働きが当たり前。結婚後も仕事を続けるという形がスタンダードになっているようです。

これは、今後就職活動を控える大学生も知っておいて損はない情報。「結婚後がどうせ仕事辞めるし、どっか入れそうな会社に就職すればいっか」という考えは、このご時世なかなか難しくなっているようです。

もちろん人生何が起きるか分かりませんし、結婚後は転職という手もありますが、結婚後も仕事を続けたい会社かどうか見極めるのは大切かもしれません。結婚を視野に入れておく事は、女性にとって仕事を選ぶ一つの軸になるといえそうです。

結婚や出産のタイミングで働き方が変わるのはある意味自然なこと。ですが、漠然と転機を迎えていると、キャリアアップのチャンスを逃してしまうことも。5年後、10年後の自分をイメージし、ターニングポイントに備えておくことが大切です。あらゆる「転機」にもよりよい選択ができるように、今からスキルアップを目指しましょう。

男性の価値観も「結婚後は三歩下がってついてきてくれる妻」から「一緒に仕事し、家庭を支えてくれる妻」へと、求める奥さん像が変化しているよう。時代に柔軟に対応する力が求められているのかもしれませんね。

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