ネットで炎上中の「リア充オタク」がゆとり世代に増えているワケ

リア充オタクが増えているのは時代のせい?

先日テレビにとりあげられた「リア充オタク」という人々の存在。これは、いわゆる固定的な「オタク」とは違います。

身だしなみにも気を使い、たくさんの友人と飲み会をしたり、彼女が居るなど、一般的な「リア充」のような生活をしている一方で、美少女アニメにハマっていたりマニアックなゲームをしているなど、「オタク」な趣味を持っている若者のことを指す言葉だそうです。

この「リア充オタク」には、テレビで話題になって以来、ネット上ではこんなのオタクじゃない」「オタクをなめるな」と厳しい言葉が並んでいます。

しかし、この「リア充オタク」が増えた原因には、ゆとり世代の趣味に使うお金が減少していることも関係しているんだとか。というわけで今回は、ゆとり世代に「リア充オタク」が増えている原因を考えてみました。

お金がない

▽「一生懸命バイトしてるけど、稼げて月10万ぐらい。携帯代とか必要なお金、それと交際費や洋服代を考えると、何万も趣味に使うことはできない。結局、レンタルのアニメとか、無料のソーシャルゲームとかが趣味になる」(21歳・学生)

今の若い世代の手取りはそう多くなく、アルバイトなどで生計を立てている人も少なくありません。また趣味に使う時間がたっぷりある学生でも、税金などの関係で稼げるお金には限りがあります。

そのため、楽器やバイク・車、旅行など、なにかとお金のかかる趣味は敬遠されがち。代わりにレンタルなどで安く楽しめるアニメや無料のソーシャルゲームなどにハマる若者が増えているのです。

時間がない

▽「大学生は人生で一番時間がある、と言われるけど、今のご時世、ちゃんと勉強して単位を取るだけでなく、バイトもしなきゃだし、就活のためにボランティアをやったりインターンに行ったり、資格を取ったりしなきゃいけないから、ゆっくり趣味を楽しむ時間がない。でも、アニメとか二次元系はスマホ一つで移動時間とかでも楽しめるから、だんだん趣味がそっちに寄ってきた」(19歳・学生)

バイトをしていてお金がそれなりにあり、生活にゆとりもあるから、趣味に一番時間を使えるのは大学生のように思えます。

しかし就職氷河期が去ったとはいえ、まだまだ学生生活で単位さえ取っていれば就職できる……という時代ではありません。学生たちはバイトの合間を縫いながら、様々な就職に有利になるような活動をして実績を残さなければいけないのです。

若者世代でも一番暇なはずの大学生がこの有様では、フリーターやサラリーマンなど、働いている世代はもっと時間がないはず。このように、いまの若者世代はとても忙しく、圧倒的に時間が足りないのです。

「リア充オタク」にならざるを得ない時代

たしかに、二次元関係の趣味にお金と時間をかけ、しっかりと楽しんでいる人々からみれば、「リア充オタク」な若者達は薄っぺらい存在かもしれません。

しかし、一般的な若者である彼らがそうした趣味に手を出しているきっかけは、若者がゆっくり趣味を楽しむ余裕が無いいまの時代のせいでもあるのです。

「なめるな!」と憤慨する前に、ちょっとだけ彼らの大変さを思いやってみると、お互い穏やかな気持ちで同じ趣味を楽しむことができるかもしれませんね。

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