御朱印、写経、僧侶カフェ・・・「お寺」にゆとり女子ハマるワケ

おみくじを読む女性2人

一昔前まで、「お寺」ときくと、なんだか渋くて堅苦しいイメージがあり、若い女性があまり関心を寄せるものではありませんでした。

しかし最近では、ゆとり世代をはじめとする若い女性の間では「お寺」が大ブーム!御朱印を集める女性や、写経や座禅に興味をもつ女性、さらには、女性向けの「僧侶カフェ」なんてものまで登場しているんだとか……!一体なぜ、今、若い女性達に「お寺」が流行しつつあるんでしょうか?

今回はその理由を詳しく解説します。

さらなる「パワースポット」を求め……「御朱印集め」

「昔からパワースポットの類は大好き。だからお寺巡りも、いま自分に欲しいなと思うパワーをご利益としてもらう……みたいな気持ちでしてるかな。最近は、『いろいろ巡ってる感』を高めるのと、お守りがわりみたいな気持ちで御朱印も集め始めた」(26歳・事務)

もともと若い女性がお寺を訪れる理由は、だいたいが恋愛成就祈願などの「ご利益パワー」が多かったようです。この流れで、パワースポットとしてのお寺巡りが流行。

そして、コレクションが大好きな若い女性が目をつけたのが御朱印。

御朱印はお寺に行けばほとんどお金をかけずに貰えることが多いので、おまもりやおみくじを集めるよりも手軽ですし、お寺個々のデザインや文字などがあって集めるのが楽しい、などの理由から、今若い女性の間でも御朱印集めが流行っているようです。

「現世に疲れた」ゆったりしたいイマドキ女子

「平日は毎日満員電車に揺られて仕事でクタクタ。休日遊ぶ彼氏もいない。かといって、合コンや婚活イベントみたいなガツガツしたイベントも辟易する……。そんな中で、ちょっとお寺に行ってみたら、不思議なほど心が癒された。簡単な『ブッダのことば』みたいなのも、下手な自己啓発本よりためになる」(24歳・IT)

今の若い女性は、仕事に疲れ、恋愛にも疲れ、とうとう生活にまで疲れ……と、日常の様々なところで疲れを貯めてしまう傾向にあるようです。

そんな中で、誰でも訪れることができ、のんびりとした時間を過ごすことができるお寺はもはや女性の心のよりどころとして機能しているそうです。また、最近書店でも取り扱われている簡単な仏教本や「ブッダの言葉」を集めた本などを手に取る女性も多いんだとか。

怪しい新興宗教や、うさんくさい自己啓発本・セミナーで溢れかえっている現代では、シンプルでずっと受け継がれてきた仏教哲学のほうが、若い女性に「刺さる」ものなのかもしれません。

「興味を持ってもらいたい!」お寺側も積極的

こうした若い女性たちの動きは、だいたいのお寺で好意的に受け取られているようです。「とっかかりは何にせよ、興味を持ってもらえるのはいいこと」という声もありました。

またこのブームにのっとり、街中のカフェにお坊さんを派遣し「僧侶カフェ」を作るお寺や、女性向けのかわいい御朱印帳などを作るお寺もあるんだとか……。さらにはお坊さんが運営する「フリースタイルな僧侶たち」というWebマガジンまで登場し、これからますます若い女性とお寺の関係は深まっていきそうです。

なんだか渋いイメージのあったお寺ですが、よくよく考えてみれば、仏教は日本文化の根底にあるもののひとつ。日常や人生に疲れたとき、そっと頼りたくなってしまうのは、日本人の本能なのかもしれません。

忙しい日々に心がすり減ったとき、たまにはお寺を訪れてみるのも良いかもしれませんよ。

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