「朝、起きられない」は病気かも?ゆとり女子が「プチ鬱」になりやすいワケ

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朝、なかなか布団から出られない、目は覚めているのに、どうしても起き上がれない。毎朝こんな状況に陥ってしまう自分は怠け者なんじゃないか、自分に甘いんじゃないか……と自己嫌悪に陥っている人はいませんか。

もちろん「朝なかなか起きられない」「仕事に行きたくないと思ってしまう」というのは、きっと誰しもが一度は感じたことがあるはず。でも、もしそれが慢性的に続いているようなら要注意。

若い女性がかかりやすいといわれている「プチ鬱」の可能性があります。

プチ鬱って?

いわゆる「プチ鬱」とは、「非定型うつ」と呼ばれるうつ病の一種。一般的に「うつ病」と呼ばれている「定型うつ」と異なる症状が多いため、ただの甘えや、性格上の問題として片付けられてしまうことが多いんです。

「定型うつ」と「非定型うつ」の一番の違いは、「定型うつ」が抑うつされた気持ちがずっと続くのに対し、「非定型うつ」は特定の事象、時間に対してだけ起こるという点です。

つまり、一般的なうつ病が「なにも楽しくない」「なにもやる気がでない」のに対して、プチ鬱は「遊びに行くときは元気だけれど、仕事となると気分が極端に落ち込む」という症状になるんです。

たしかにこれだと、ただの甘えだと思ってしまいがちですが、この「極端に落ち込む」というのはれっきとしたうつの症状なんです。

うつ病とプチ鬱の違いまとめ

うつ:抑うつ気分がずっと続く
プチ鬱:抑うつ気分が特定の時間に起こる

うつ:怒り、悲しみ、喜びなど、すべての感情の動きが鈍くなる
プチ鬱:喜びなどプラスの感情は感じられるが、不安感や怒りといったマイナスの感情が極端に強くなる

うつ:何に対してもやる気が出ない
プチ鬱:楽しいこと好きなことがあると気分が上がるが、イヤなことに対して極端に気分が落ち込む

プチ鬱かも?と思ったら……

プチ鬱かも……と思ったら以下のポイントをチェックしてみましょう。

1. 朝、どうしても起きられない日が続いている
2. 平日はひどく気分が落ち込んでいるが、休日は気分が上がって楽しめる
3. ふいにわけもなく涙がでることがある
4. 最近食べる量が増えた
5. 睡眠時間が増え、寝ても寝ても寝足りない気がする
6. 自分が拒絶されているのではと強く不安に感じることがある
7. 身体が鉛のように重く、動けなくなることがある
8. 肩こりや腰痛、疲労感が慢性的につづいている

もし、3つ以上に当てはまるようなら、プチ鬱予備軍の可能性が大。早急に対処をした方がよさそう。

また、5つ以上当てはまるという人は、すでにプチ鬱にかかっているかも。一度心療内科を受診してもいいかもしれません。

プチ鬱はゆとり女子がかかりやすい

これまでのうつ病が、40~50代の男性に多く見られたのに対し、プチ鬱はゆとり女子の20~30代に増えていると言われています。

たとえば、仕事で責任のある立場を任せられるようになった、転職をして職場の環境が変わった、長年付き合っていた彼と別れた……など、これまでと違った状況に身をおくことによって、知らず知らずのうちにストレスをためこんでしまうんです。

また、体力も少しずつ落ちてきているので、20代前半のころと同じように頑張りすぎてしまうと、身体がついてこず、結果的に精神に影響が出てしまうということも考えられます。

プチ鬱解消は、とにかく無理をしないこと

そんなプチ鬱を自力で解消するには、とにかく無理をしないことです。気力も体力も、少しずつ落ちてきていることを自覚して、頑張り過ぎる前にセーブするようにしましょう。また、周囲に症状のことを話して、どうしても辛い日は自宅作業にさせてもらう、半休を使うなど、無理せずマイペースでいることが重要です。

また、無理をする前に、心療内科を受診するのもひとつの手です。あまり大事にするのは気が引けるかもしれませんが、第三者に話を聞いてもらうだけでも、だいぶ気持ちはすっきりするものです。

プチ鬱の症状があるのに無理をしてしまうと、それこそ取り返しのつかないことになってしまうかも……。「最近調子がおかしいな」と思ったら、しっかり自分を見つめなおして、無理をしないことが大切です。

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