ビールより元気になる?「炭酸飲料」を好む若者たち

若者のお酒離れ…その理由とは?

今の若者はビールを飲まなくなったと言われます。20~24歳の男性の間で「ビールを好んで飲む」と答えたのは、48.3%。アラフォー世代と比べると、15%以上の開きが出ています。

そんな彼らが好むのは、炭酸飲料。他のどの世代よりも愛飲率が高く、ノンアルコールに魅せられているのはたしかなようです。

ビールより味が良くて、元気が出る

20代男子が特に選んでいる炭酸飲料は、「レッドブル」や大塚食品の「ビタミン炭酸MATCH」。

週に1度はレッドブルを愛飲するという20代男子は、「テスト勉強で寝不足が続いた日など、もうひと頑張りしたいときによく飲みます。エンジンがかかるような感じがして、パフォーマンスがあがるので」と話します。

レッドブル自体は、エナジードリンクと呼ばれ、機能性飲料の1つ。どうせお金を出して炭酸を飲むなら、「+α」の効果を求めている様子。

またこの世代はビールに関心がない分、飲み会では「チューハイ」や「カクテル」が人気です。20代男子に1番人気のあるアルコールは、サントリーの「ほろよい」。なかでも売れているのは、「カルピスサワー」です。

この結果から、若者にとってお酒選びの基準は、「酔えるもの」ではなく、「飲みやすく、度数の低いもの」。消費欲は低いけれど、自分の好みやこだわりがはっきりしていることが読み取れます。

海外でも若者のビール離れが加速?

若者のビール離れは日本だけでなく、アメリカでも進んでいるようです。

アメリカ世論調査では、「30歳未満の若年層でワインやリキュールよりもビールを選ぶ人の割合は、1992年~1994年には71%でしたが、今回の調査では41%に大幅減少した」と伝えています。

若者がビールを嫌う理由にあげられる「苦味」。そもそも最初からビールをおいしいと感じる人って少ないですよね。

筆者の場合は、体育会系のサークルに所属しているため、先輩にお酌をされたら飲まないわけにはいかず、何度も飲まされるうちに少しずつ「苦味」が美味しさに変わっていきました。

多くの人にとって、ビールとの出会いは、大学のコンパや会社の飲み会の席。何が美味しいのか分からずに飲んだり、飲まされたりという形から始まるのがほとんどのはず。

しかし今の若者は、他の世代の人との関わりが減っていたり、ネットやソーシャルでのつながりが増えたりしている分、「ビールの儀式」を体験する人が少ないと指摘されています。

気の合う仲間と好きなお酒を飲むのもいいですが、「乾杯といえば、生ビール」「仕事のあとの一杯」という文化がなくなっていくのは、ちょっと悲しい気もしますね。

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