「ゆとり世代=マニュアル世代」って騒いでる大人たちに物申す!

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「ゆとり世代は指示通りにしか動けない、マニュアル人間だらけだ!」などとよく批判されます。しかし、実は日本の若者はかなり前から「マニュアルを頼る」と言われ続けていたことをご存知でしたでしょうか。

今回は、そんなこれまでの「マニュアルな若者たち」を振り返ると同時に、何でもかんでも「ゆとり」のせいにする風潮に、物申させて頂きたい所存であります。

各世代のマニュアルな若者たちをご紹介

「指示待ち族」

1981年に、この年の新入社員の傾向を指す言葉として作られました。つまり今の55、6歳の人たちのことですね。「いわれたからやる。いわれないことはやらない。」という性質を持っていたそうです。

「共通一次世代」

国公立大学入試に共通のマークシート式試験が導入されたあたりの世代を指しています。導入された理由のひとつが「難問奇問のよる受験生の負担を減らす」ことだったそう。そのため即応能力が低下し、マニュアルに頼るようになったと言われています。ちなみに今の50代前半くらいの人たちのことを指します。

カタログ世代」

1960年代生まれの、『POPEYE』『Hanako』『ホットドックプレス』など“カタログ系”の雑誌からノウハウを学んだ世代のこと。マニュアル世代という言い方と意味が重なります。

どんな時代でも、小説よりハウツー本が人気?

人は何かを知りたいときに本にすがるものです。そのため本は小説よりハウツー本の方が売れる傾向にあります。ここで、これまでヒットしたハウツー本をチェックしてみましょう。

「メンタツ」

面接の達人、略してメンタツ。1991年に発売され、当時就職活動中の大学生を中心にベストセラーになりました。その名の通り、いかに面接で「自分と言う商品を売り込むか」というマニュアルブックです。

「完全自殺マニュアル」

1993年に出版され、自殺の方法を具体的に紹介した衝撃的な内容にあるにもかかわらず、ベストセラーになりました。しかし中高生の自殺を冗長する恐れがあるとして、販売が規制される地域もあるそうです。

ここまで見てみると、今の30~50代は、何かしらの形で若者の頃「マニュアル世代」と呼ばれていたり、マニュアルを求めていたことがわかりました。人生経験の少ない若者の短所なんて、どの時代も似たようなものです。

それをこの「ゆとり世代」という便利な名称にかこつけて、「これだからゆとりはマニュアル通りにしか動けないんだ」などと十把一絡げで批判する大人たち。

そんな彼らこそが固定概念から抜け出せない、マニュアル人間なのでは?とイマドキの若者は生意気にもそう思ってしまうのです。

参照:「月間基礎知識」

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