ゆとり世代は「ヒッピー」に似ている?精神的な充足を求める若者たち

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1960年代にアメリカで大流行した、ヒッピー文化。ヒッピーとは、既成の社会体制と価値観からの離脱を目指す人々のこと。

彼らを調査してみると、意外にも日本のゆとり世代と似ている部分が多くありました。今回は、ゆとり世代とヒッピーの共通項を解説していきます。

1.集団生活

最近、人気のシェアハウス。実はヒッピー文化にも、社会制度や時間の流れから独立し、「コミューン」という集団生活をする人たちがいたそうです。

彼らは、時間に縛られることなく、集まった仲間と一緒にバンドを組んだり、農業をしたりして、精神的に豊かな生活をしていました。家族ではない人たちと共同生活を楽しむという点も、今の若者に似ていますね。

2.ナチュラリズム

自然食を好み、洋服や家など、あらゆるものを手作りしていたヒッピーたちは、かなり自然派志向。ナチュラルを追求するあまり、服を着ないというスタイルも定着していたそう。

日本では、田舎に移住し、自給自足の生活をする若者がニュースで特集されるなど、自然の中でゆったりとした暮らしに憧れる若者が増えているように感じます。

また、チチカカやフェアトレード商品など、「作り手を大切にする商品=ナチュラルなもの」が好まれる傾向があります。

3.趣味に生きる

ヒッピーといえば「貧乏な暇人」という代名詞が有名。彼らは、もっぱら音楽演奏やアクセサリー作りなど、趣味に励んでいたようです。この点は、趣味や好きなことへの出費はいとわないゆとり世代と似ていますね。

今の若者が「自分の好きなことをして暮らしたい」と話すのと、ヒッピーたちの「制度や伝統に囚われたくない」という考えには、通じるものがありそうです。

4.自分探し

バックパッカーの原点は、ヒッピー文化にあります。当時、アメリカでは「自分探し」を目的に、多くの若者が世界中を旅行していたそうです。

最近、Facebookを見ていても、バックパッカーで世界を旅する若者が増えています。彼らの多くは、旅行代理店が提案する「ツアー」には参加せず、宿泊先や滞在期間を決めずに「オリジナルな旅」を楽しんでいるのです。

異国の地で外国の人々と交流し、様々な価値観に触れることで自己と向き合う点がヒッピー文化と共通しています。

気ままな暮らしを求めるゆとり世代

ヒッピーとゆとり世代の共通点を照らし合わせてみると、今の若者はお金より精神的な充実感を求めているように見えました。大企業で必死に働き、疲きっている大人たちを見て「たくさんのお金をもらうことは本当に幸せなの?」と考えはじめたわけです。

今後の日本は、「いわゆる勝ち組」と「背伸びしない生活を求める人」の二極化が進んでいくのかもしれませんね。

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