若者総ナルシスト時代の到来!?「セルフプロデュース」が激化するワケ

ネット時代に生きる若者は、ナルシスト?

もはや若者の間では、利用していない人の方がめずらしいほど普及しているSNS。その広がりが加速するにつれて、「セルフプロデュース」人口が増加しているように思います。

ここでいう「セルフプロデュース」とは、SNS等で、「自分」をかっこよく見せるための演出すること。セルフィーや“リア充写真”の投稿もですが、twitter等で人気を得るために、自分という「キャラクター」を創り上げることもそうでしょう。

ネット時代を生きる若者は、なぜ自分を装飾してしまうのでしょうか。その心理と危険性を分析してみました。

「憧れ」と「承認欲求」

今や芸能人もSNSを活用しています。彼らの日常は、テレビや雑誌と同じようにやっぱりキラキラしていて完璧に見えるもの。

また、「ユーチューバ―」や「インスタグラマー」のように、ネット上で人気を得た一般人も、それだけの求心力があり、才能あふれるカッコイイ人に思えますよね。

まだしっかりとアイデンティティが確立されていない若者は、そういった人たちや、周囲の「イケてる人」に憧れ、影響を受けやすいのです。そして彼らのマネをするのが簡単なSNSで、そうした憧れの人のような「素敵な自分」を演出しはじめます。

「素敵な自分」を発信することは、一種の快感。その上「いいね!」ボタンを押してもらったり、褒めてもらったりなどしたら承認欲求が一気に満たされます。

そもそも人間は、他人から認めてもらいたい生き物。一度その味を知ってしまえば、SNS上にどんどん蓄積されていく「カッコイイ自分」の記録を止めることは、難しいのかもしれません。

「セルフプロデュース」の悪循環

仕事や学校に行きながら、お洒落なファッションに身を包み、美味しいものを食べて、スタイルキープのために運動に励み、大勢の仲間と遊び、知的好奇心も旺盛で、発言もウィットに富んでいる……。

一部の超人にしかなしえないような完璧な日常です。それを「セルフプロデュース」を行う若者たちは、当たり前かのように演出します。

すると、周囲の人々もそれを真に受け、この日常が普通かのような錯覚に陥り、そうでない自分が「イケてない人間」のように思え、「イケてる自分」になるように研究を始める……。

この“悪循環”が「セルフプロデュース」人口増加の一因なのではないでしょうか。今は多くの若者が何らかのツールを用いて、かりそめの自分に酔いしれる、「若者総ナルシスト」の時代なのかもしれません。

「ダサい自分」を愛すべし

本来人間はもっとまぬけなはずなのに、なんだか「みんなかっこよくなくちゃいけない」というような張りつめた空気が蔓延している気がします。

あらゆる人と気軽にコミュニケーションを取れるのはSNSのいい所ですが、ハリボテの華やかさに惑わされない目を養う力が、今の時代には必要なのかも。

たまには肩の力をぬいて、「ダサい自分」を愛してあげられるといいですね。

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