褒められてる?それともバカにされてる?「斜め上」の本当の意味

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先日、夫が「『〇〇さんって、いつも斜め上ですよね』って後輩に言われたんだけど……『前』でもなく『まっすぐ上』でもなくて、『斜め上』って、俺バカにされてるよね?」と言ってきました。

皆さんは「斜め上」と言われたらどんな気持ちになるでしょうか。改めて『斜め上』の意味を調べてみました。

斜め上は、方向を指してるわけじゃない

「斜め上」とは、予想を裏切り全く予期できない、ありえない方向へと行動を起こす状態や発想のことを指す、いわゆる若者言葉です。「斜め上の方角」のことを指しているわけではありません。

難しいのが、「良い意味で裏切られた!」という称賛の言葉としても使われる一方で、「マジであり得ないんだけど(笑)」という罵倒の言葉としても使われること。そのときの会話のニュアンスでしか、どっちの意味であるかを確認できないのです。

基本的には、会話の最後に「(笑)」がついてそうな場面では、バカにされていると考えて良いでしょう。

<称賛の例>

いつも企画を採用される先輩に……

「〇〇先輩の企画って、本当いつも斜め上っす!」

<罵倒の例>

合コンで、謎のタイミングで謎の話題を振り続ける男に……

「アイツ、マジ会話が斜め上じゃない?(笑)」

年上に使うには、向かないかも

実際、クリエイティブな仕事に就いている人たちの間では、「斜め上」はかなりの称賛に値する言葉です。誰にも予想できないアイディアを持っているという意味なので、褒める意味で使うと喜ばれるでしょう。

ですが、一般の会社で目上の人に使うときにはちょっと注意が必要になりそう。冒頭で挙げたように、若者言葉を理解していない人が言われると、称賛の意味で使っても「バカにしてる?」と受け取られかねません。

実際、年上の男性に意味を説明しても「それでもやっぱりバカにされてるようにしか感じない……」と言われてしまいました。年上には使わないようにするのが無難です。

思わず言ってしまって、相手の顔が歪んだら、その場ですぐに説明しましょう。「分かりにくい言葉で褒めてしまって、ごめんなさい」と謝れば、こちらの気持ちはきちんと伝わるはず。

次々と生まれる若者言葉。短い言葉で気持ちを表現し、多用できるのでとても便利ですが、社会人になったらビジネスの場では使わないようにするのが一番です。

「誰にとっても分かりやすい言葉」で説明することを心がければ、若者言葉に頼らなくても、自分の気持ちを的確に表現することのできる人間になれるのではないでしょうか。

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