タッケン、ダンパ……?ゆとり世代の若者には全く通じない死語3つ

girl with question

会社でバブル・団塊世代の方々と話をしていて、「何の話をしているんだろう?」と会話が止まったことはありませんか?いわゆる『死語』ですが、今でも死語として認識されていないものも多くあるようです。

そこで今回は、筆者が最近出会った『死語』についてまとめました。

「タク券」

先日、バブル世代で現・経営者の方々と筆者の社畜時代の話をしていたときのこと。「終電なので帰りますという理屈は通らなかったです」と話すと、「そっか、そんなの『タク券』でなんとでもなっちゃうもんね」「私たちの頃も、『タク券』使い放題だったなぁ」なんて返事が返ってきました。

音で聞くと、「タクケン」ではなく「タッケン」。そのため私の頭の中には「宅建」の2文字が浮かび、「宅建でなんとかなる……?宅建使い放題ってなんだ……?」という状態でした。

「タク券」は、「タクシー券」の略語。タクシーチケットとも呼ばれていて、お金の代わりに限度額の範囲でタクシーに乗車できる金券のことです。バブル時代にはかなりの会社がタク券を採用していたとのこと。

「ダンパ」

年上の同窓生複数人と話をしていたときのこと。「私たちの頃は、『ダンパ』しまくりでしたよね」という話で盛り上がっていました。最初、筆者は『ナンパ』と聞き間違えたのですが、「200人規模でやったりして、楽しかったなぁ」などと話を聞くうちに、これは違うな……と混乱してきました。頭を回転させた結果、「ダンパって……『ダンスパーティー』の略?」と思い至ったのです。

予想通り「ダンパ」は、「ダンスパーティー」の略語。当時のダンパは、クラブを貸し切ってダンスパーティーすることを意味していたそうですが、最近では「コスプレダンパ」などの形で残っているようです。ちなみにコスプレダンパは、コスプレイベントの一つでアニソンなどをかけて踊るものだそう。

イベントサークル、通称イベサーが行うクラブ貸し切りイベントが、かつての「ダンパ」に近いのかもしれませんね。

「クリスタル族」

「ダンパ」と同じ話の流れで、年上同窓生から「それこそ『なんとなく、クリスタル』の世界でしたよね」という発言が。そこに「本当ですね。女子大なんかは、みんな『クリスタル族』って感じで」と続き……。クリスタルという言葉からキラキラした人を思い浮かべた筆者でしたが、正解は近からず遠からずでした。

1980年、田中康夫氏が発表した小説『なんとなく、クリスタル』。東京在住の女子大生兼ファッションモデルの由利が主人公で、東京出身の比較的裕福な若者しか理解できないブランドやレストラン、学校や地名などの固有名詞が多く使われていたことで、『ブランド小説』とも呼ばれていたそう。それにちなんで、女子大生は『クリスタル族』と呼ばれることがあったそうです。

キラキラした人を意味するという予想は近いのですが、『なんとなく、クリスタル』が小説の題名とは!バブル時代の、中でも裕福な大学生の生活が垣間見えそうな小説。今の時代と比べるためにも、今度読んでみようと思います。

ゆとり世代の使う若者言葉も、これらの死語のようにやがて風化していくもの。世相を表すように流行する言葉というのは、興味深いものがありますね。

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