女子大生のイマドキ言葉「それな」に隠された真意とは?

私たちがリアルやSNSでよく使う「それな」や「あーね」といった言葉。若者言葉として定着し大学生の間では頻繁に耳にする言葉ですが、他の世代にはまったく馴染みがない様子。

私たちにとっては使い勝手の良い言葉に思えますが、そこには意外と深い真意が隠されているようなんです。

「それな」の意味と使用例って?

以前流行語ランキングでも第5位にランクインしていた「それな」。れは意外と知られていない事実ですが、元は「たしかに」「そうだね」などと同じ意味を持つ関西地方の方言なんです。相手の意見に同意したりする際など、相槌として多用している人も多いかもしれません。

「それな 」の会話例
・Aさん「時間はあまるほどあるけど、お金ないしな~」、Bさん「それな」
・Aさん「バイトだる~い」、Bさん「それな」
・Aさん「あの教授、話長すぎ」、Bさん「それな」

会話例を見て分かるように、他愛もない会話や少し返答に困った時、思わず「それな」と口に出てしまう人が多いようです。要は、「それな」自体はあまり深い意味をもっていないということ。

ですが、コミュニケーションを円滑に進めるため、相手の話のテンポを落とさないために使うような印象も受け、気遣いに満ちた言葉ともいえるかもしれません。

人によって異なる「それな」の意味

実際どんな風に使用するのか、大学生の声も聞いてみました。

「共感したときに使ってます。『それわかるわ~』っていうこっちのテンションが伝わる気がする」(22歳/学生)

「相手の意見に納得したときに使うかな。『俺もそう思う』っていうニュアンスで」(21歳/学生)

「相手の話に興味がなくて会話を終わらせたいときに使う」(20歳/学生)

「実際何も考えていない。相手との会話に疲れた時に、口癖のように発しています」(22歳/学生)

上記で説明したように共感や同調のニュアンスを伝えるセリフとして使われている一方「相手の話に興味がないときに使う」「会話に疲れたときの繋ぎ」いった意見も。

一生懸命話していたとしても、聞いている人は何も考えていないとは……。少し寂しいような気もしますが、これも「それな」に隠されたもう一つの意味といえそうです。

「それな」に隠された「ゆとり要素」

談笑する大学生グループ

これら大学生の意見から、「相手の話にあまり興味をもたない」「その場しのぎで会話を成立させる」といった、ゆとり世代ならではの特徴も浮かび上がってきました。また、自分の興味のない話題を「それな」で完結してしまおうとする印象も受けます。

「めんどくさいことには巻き込まれたくない」「もう話を終わらせたいっていうこっちの気持ちを察して」といった、ゆとり世代ならではの守りの姿勢が、こういった流行語に表れているのかもしれません。何気ない会話の中にもこんな「ゆとり要素」があるとは驚きですね。

とはいえ、会話を完結させてしまっては人とのコミュニケーションは弾みませんし、自分が知らなった情報を知れる機会も失ってしまいます。いくら自分に関係がない話題とはいえ、新鮮な情報に出会うチャンスと考え、自分のトーク力を鍛えたり、相手に気持ちよく話をさせるための「質問力」を磨いていくのも大切かもしれません。

また、大学生ならではの使いやすい言葉であることは間違いありませんが、上の世代からすると「バカにされてるような気がする」「乱暴な感じがする」と、あまりいい印象を持たれないよう。友達同士で楽しく使う分には問題ないですが、TPOをわきまえて発言した方が良さそうです。

よく読まれている記事