スマホ依存になってない?注目を集める「デジタルデトックス」とは

The woman who operates a smartphone

スマートフォンが普及して、いつでも簡単にネットを見られるようになりましたよね。さまざまなアプリやSNSを楽しむことができ、スマホがあれば便利で楽しい時間を過ごすことができます。

読者の中にも、朝起きればFacebookをチェック。恋人や友人と食事をするときは、写真をインスタにアップ。寝る前にはゲームアプリでひまつぶし……という方も多いのではないでしょうか。

しかし、その一方で「スマホ依存」により、心身を消耗する人が増えているのも事実。今回は、そんな危険なスマホ依存に歯止めをかける「デジタルデトックス」という習慣をご紹介します。

首が変形する?スマホ依存のコワさ

シマンテック社の調査によれば、日本人は、1週間に平均49時間をネットに費やしているそうです。これは1日あたり7時間、スマホやパソコンを見ている計算になります。TwitterやFacebook、InstagramといったSNSの普及により、デジタル空間で他人とつながる機会が増え、結果としてネットの利用時間は一段と増えていると予想されます。

長時間スマホの画面を見続けていると、姿勢が悪くなり肩こりや頭痛、めまいなどを引き起こします。本来、人間の首はカーブしているはずですが、スマホの見すぎで変形してしまうことも。「ストレートネック」とよばれるこの状態は、吐き気や手のしびれ、運動機能の低下ももたらすのだとか。

他にも不眠や視力低下、自律神経失調症などに悩まされることも。ついつい見てしまうスマホですが、あまり長く使い続けると思わぬ体調不良につながってしまいそうです。

海外で広がる「デジタルデトックスブーム」

そこで近年話題になっているのが、「デジタルデトックス」。デジタル環境のもつ負の側面を解毒=デトックスするために、インターネットやスマホから少しだけ離れる習慣を取り入れようという趣旨です。IT依存症を防ぐために、アメリカやヨーロッパの国々を中心に浸透しつつあります。

アメリカで行われた「Camp Grounded(キャンプ・グラウンデッド)」という大人向けのサマーキャンプは、一度になんと200人以上が集まるほどの人気を博しました。このキャンプの間は、スマホやPCの持ち込みは禁止。さらに、仕事や肩書き、年齢の話もNG。デジタルの慌ただしさに疲れた人たちは日常を忘れて、SNSでは得られないリアルなつながりを取り戻したそうです。

また、ブラジルでは「オフライン・グラス」というアイデア商品がつくられました。サンパウロ市にあるバーで生まれたこの商品は、グラスの底を一部切り落としています。そのため、テーブルに置くときはスマホの上にグラスを置かないと、グラスが傾いて飲み物がこぼれてしまうというもの。

オフライン・グラスは、「せめて仲間と飲んでいる最中は、スマホではなく会話に集中しよう」という発想から始まったそうです。確かに、友達と一緒にいるのにちらちらスマホを見ている人っていますよね。目の前の相手に集中するグラスを作り出すとは、斬新なアイディアです。

「週末限定デジタルデトックス」のススメ

Asian woman in nightwear stretching

とはいえ、就活やバイトの連絡などでどうしてもスマホを見なければいけない日もあるはず。そこでおすすめなのが、「週末限定」でデジタルデトックスをするというものです。

やり方はとても簡単で、金曜の夜にPCやスマホなどのデジタル機器の電源をオフにするだけ。週末は一切ネットを使わずに過ごします。完全にオフにはできない場合は、スマホ依存対策アプリを使ったり、画面ロックをしたりするだけでもスマホから離れられます。

また、一緒に過ごす人にもデジタルデトックスを実践してもらいましょう。例えば、恋人とスマホを持たずに出かけると、“不自由の連続”で、いつものデートが何倍も新鮮に楽しめます。いつもならLINEで済む「ごめん、5分遅れそう!」も通用しないため、お互いに相手が現れるのをドキドキしながら待つ……なんて楽しみも生まれるでしょう。

スマホから自分を解放しよう!

スマホやネットに頼りすぎる生活は、身体に良くないと分かっていても、ちょっと時間ができるとついつい画面を覗いてしまいがち。

しかし、思い切ってスマホから自分を解放すると、身近な人とのコミュニケーションをより大切にできたり、読書や勉強などに時間を使えたりと、有意義な時間が過ごせるはずです。SNSやネットでのつながりに疲れている方は、ぜひ一度試してみてくださいね。

よく読まれている記事