仕事より家庭が大事?イマドキ男子大学生の就活事情

PR新入社員は「とりあえず3年」働くべきなの?!
イマドキの男子大学生は、温かい家庭を築くのが夢?!

就職活動ーー。それは、学生を終えた後の人生の最初の行き先を決める大事なイベントですよね。先日10月1日には、多くの企業で内定式が行われ、テレビ画面に2016年卒の学生たちがずらりと並んでいました。

就活をするにあたっては、仕事内容やお給料のことだけではなく、自分の将来・人生について考えることも必要になってきます。とくに女子学生には、結婚や出産などを考えて就活を行っている人は少なくないはず。

ところが最近は、なんと男子学生も、仕事のことだけでなく、家庭のことや子どものことを考えて就活をする人が増えてきているようです。そこで今回は、家庭や子育て重視型の男子大学生の声を集めてみました。

子どもの運動会に行きたいから「土日休み」

▽「内定を貰った企業が、『高給だけど平日休み』か『平凡だけど土日休み』の2択だった。すごく迷ったけど、将来家族と休みが合わないのはつらいし、子どもの運動会などの土日の行事にもちゃんと参加したいから、後者の会社を選んだ」(W大学)

企業選びの大きな基準のひとつである「休日」のこと。一般的なオフィスワーカーの休日は土曜・日曜であることが多いですが、意外に土日出勤・平日休みの業界も多いです。

「土日はどこへ行っても混んでるから、平日休みのほうがラク」という声もある一方、「友達や家族と休みを合わせたい」という考えの学生にはやっぱり土日休みの企業が人気なようです。

つらい転校経験から……「転勤ナシ」

▽「自分の父が転勤族だったから、小さい頃から転校を繰り返してきて、せっかく作った友達と離ればなれになる経験も人一倍多かった。将来自分が父親になる時は、できれば子どもにそういう思いはしてほしくないな、と思ったから、あまり大きな転勤のある企業は選ばなかったな」(K大学)

「転勤したくない」という声は、女子学生には多い声ではありますが、ときには男子学生の中にも、こうした自身の経験などから転勤のない職種や業界を選ぶ学生もいるようです。

たしかに転勤は、親にとってはキャリアアップに繋がる大事なものかもしれませんが、子ども時代には別れを伴うちょっぴり切ないものでしたよね。

将来的な稼ぎと家庭を天秤にかけたとき、家庭をとりたいタイプの男子学生には、「転勤」という観点も重要なようです。

欲しいのは、家族と一緒に夕飯を食べる生活……「定時退社」

▽「最終的に選んだ企業は、全然名前は知られていない、工業製品メーカー。手取りはちょっと少ないし、大学の同期の会社と比べるとどうしても見劣りするけど、自分は遅くまで働いてバリバリ稼ぐより、早めに帰って家族や子どもと一緒に夕飯を食べたり、お風呂に入ったり、団欒する時間を大事にしたいと思った」(M大学)

就職活動では、ついついネームバリューのある大企業に入り、ちょっと誇らしい顔をしたいな、という気持ちがはやってしまいがちですが、その人の「生きたい人生」のかたちに合う企業をみつける、というのも大事な「就活」のひとつです。

もちろん働く上でお給料は大事なものですが、中にはこのように手取りよりも家族との「時間」や「団欒」が欲しいという人も。

いま男女ともに働く時代ですし、なにも男性だけが「バリバリ働いてバリバリ稼ぐ!」と気合いをいれなくてはいけない……なんていう時代ではないのかもしれません。

「ゆとり」と言われようと、欲しいのは自分の幸せな時間

ちょうど、いまどきの新入社員は「会社への忠誠心が足りない」「付き合いが悪い」なんて言われてしまうことも多いですよね。

しかし、裏を返してみれば、そんな「ゆとり」な若者達が大事にしているものは、お金や稼ぎよりも自分の家族や子ども、それを通した自分の幸せな時間なのかもしれません。

男子学生たちも「あたたかな家庭」を大事にしはじめた今の世の中では、「男の仕事」の概念も変わりつつあるのかもしれません。